犬の学習塾

犬 言葉 数字 のことなど 共に勉強しましょう (なるべく順を追って読んでください)

特別特急講習 Dogs can express themselves

私自身にしか必要ないような倫理3を書いた事で少し軌道修正がありました。

この事が分らない方も多いでしょうし、もう少しヒントとスタート地点をはっきり見ていただくのも意味がある事でしょう。

 

新しくお見せできる犬は少し慣れてしまっていますが、「お手だめ」を覚えたばかりの黒い犬が「国語」「国語4」にあります。そしてこの黒い犬こそが、いくつか言葉を覚えた事もあり、お勉強の始まりとその後の可能性の一端を見せています。

 以下の動画は、上が始めの頃あるいは犬が集中していない時の感じ、下が普通のお手に近い、というものです。

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興味ある方はさっそく実行してみてください。おそらく多くの犬が難なく覚えると思います。

犬は手を出されればついお手をしてしまいます。 何度か「だめ」の方の手を引くなり隠すなりすれば犬にも理解しやすいでしょう。


他の方法を考える方も、この方法ではこの形をアレンジする事無く、忠実になぞって下さい。
そうすればここが出発点になり得ます。
この基本となるお手を教えている時の犬を観察する事でコツを覚え、犬の状態を知っていく事になる筈です。

どうです? 簡単でしょう。
私の場合チンチンなど他の方法も考えたのでしょうが、全く覚えていないほどに犬には自然で簡単な方法なのです。
犬に負担が少ないというのは重要なメリットで、タッチパネルを押すなどといったことを教えるのは研究者に任せておいてください。犬にはそんな時間はないのです。証明の方法の一つはこのブログにもあります。
ここで示せるのはただ一つの方法ですが、あなたの使っているいつもの「言葉」「芸」がコミュニケーションの手段たりうる事をまず知ってください。

また、他の方の言った言葉に「手ごたえ」というのがあります。
それが大事で、犬との繋がりを感じるかもしれませんし、手ごたえのない状態を知る事が重要なのです。
そして、正解の回数や集まり方を見ることで,経験的に統計上も有意なものを感じるでしょう。
犬のするお手と同じように我々の「観察と確認」が大切な事を忘れないでください。


さて、ここ、あなたにも犬にも、テストに必ず出ます。
「選択のお手」の一番最初の形なのですが、「確認のお手」として犬の様子を見たり集中力を取り戻したりと実用性も高く、常に似た事をするようになるでしょう。

 

倫理3

言葉などの基本を教えてあればここで扱う程度の「算数」は難しくありません。

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ただ私が常に逡巡してしまうのが「全て見せてもいいのか」ということです。
「信じてもらう」ための事であればほんの入り口を繰り返し丁寧に説明して終わるべきだろうと思います。
しかし私と犬の出発点はそんな所には有りませんでした。  書いてしまいますが
「お話出来る犬 いると思う 行きたい」
「他には幾つくらいの数を判る犬がいるのか」
ということで、後に、たいした話は無いでしょうが「飼い主同士で通訳できるかもしれない」というのも加わりました。
初っ端から壁に当たる事になりましたので、理解していただける方を探すのが急務となりましたが目的は変わりません。

同じ事をされ連絡を取りたいと思われる方の眼に止まる保証も無いですし、以前からやりたかった模造紙一枚の自由研究の発表みたいなことを完成させようと思います。誰かの記憶に残れば何かの役に立つかも知れません。

犬を含む人以外の動物には卓越した能力があり、色々な方法で「心を読む」のに近く見える行動をする という説があり、それはけっこう目にします。そういう中での「遊び」でしたし、つねに観察や確認をしながらやってきたのですが、犬の事ですので暑い、眠い、腹減ったと、あっという間に集中力が切れます。ひどいときには「聞いていなかった」と言う始末です。
今ではそれについてもわかるようになりましたが、以前は「ほんとに数が判るのだろうか」と思ったものです。
そういう時はなんとなくホッと、気が楽になったものでした。選択のお手をする以上ある程度逃げられないと言う気持ちはあっても「これで面倒臭い事から開放される」と思ったのです。そういう事はなんどもありました。
しかしひどい時には次の瞬間から元の場所に引き戻されてきたのです。

殆どが集中力の問題で、犬の気を引きやすい「正式版」を使わない事の反省を繰り返すのですが、犬の受け取り方が違ったり、直前の話と関連付けないという時もあります。
「犬に、常に100点を望むのは無理」と考えるようにしていますが、常に観察と確認が必要です。
今は言わなくなりましたが、以前は何度か「崩れかかる積み木を抑えながら」というような事を言っていました。
犬にもそれなりの経験が必要なのです。

 

この場での決意や方向性の,表明と確認をしておく必要があったのですが、同じ理由でもう一つ。

現在、3頭目の犬に「お勉強」を教えているのですが、以前の犬には撮ってある動画でしか登場してもらえません。
そして今の犬は人に直接見てもらうには大変都合の悪い犬で、犬としての基本的な訓練も出来ず下らぬ「練習」に明け暮れています。
早くから言葉や数字の勉強を始められたにもかかわらず、お手の回数は以前とは比べ物にならないほど少なく、当犬も言うとおり「お勉強は いっぱいしてない」なのです。
私がその気にならないのが主な理由ですが、おかげで「ずーっと」はすぐ判りましたし、「クそ犬」「うんざり」等他の犬では教えないような言葉を正確に知る犬にはなりました。

しかし元々最初の犬のために始めたブログですので今の犬のために止めるわけにも行かず、なんとか現状を維持しようと頑張っているところです。
そんな訳で今後の展望も持てませんし、ある日突然ブログを削除する事態も想像できます。
従いまして、今の犬と同時進行の形で先輩の成果を早めにお見せしようかと思っています。

ブログという形式上、突然大きな数字を扱う犬を見ることになり、信じられなくなる事もあるかもしれません。
ホームページから始めなかった私の能力の問題もありますが、私には急ぐ理由があり、少しでも早く手軽に始める価値はあったのです。
また、私が一番に望むのは、いつか解る人がゆっくり読んでくれることであり、ちょっと覗いてくれた人に笑われるのはしかたのない事だと諦めてもいます。この際、開き直る、いや、開き直り直る必要があるでしょう。

 

ついでの本心を書けば、犬に、様子を見る以上の「察する力」がほんとうにあったらどんなに楽だろうかという事ですが、そういう気配や返答は一度もありません。

算数5    掛け算 割り算

「見るいくつ」と同時に撮ったものがありました。
基本さえ教えれば「いくつ」は難しくない、と私に確信させるものの一つです。
また、これもある数字に対してすることを言葉で指示しています。

「掛け算」

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「割り算」

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この時点でこの犬の知る数字は20位までです。
まだ早いようにも思いますが、面白がってやってることですので慎重にとはいきません。

という訳で、X(エックス)の計算をしたりします。
Xは先輩の犬から始めたのですが「犬がXの計算をする」という言葉の響きが好きで家中を言いふらして歩いたものです。

そういえば、「割り算のあまりをだす」と言って高校の先生方にちょっと卒業生を見せた事がありました。 酒の席でしたし、トリックでもあると思ったのか、あまり興味を引いた様子はありませんでした。
怪しげな事は放っておく、ごく普通だしある意味では正しい姿勢かもしれませんが「面白い」姿勢ではありません。
例えば、きれいな物を見付けたら眺めてみる、拡大して見たり周りを見渡せばその「きれい」の理由が解るかもしれません。その、「理由が解る」というのが面白いところです。

 

その時のある先生に尋ねた「普通と思える犬との関係」から、「はじめに」あたりに書いた「犬とはコミュニケーションがとれる」という私の認識が、ここまで大きな隔たりと苦労を生む原因になったのだろうとも思います。

算数4    見るいくつ 初級編

「見るいくつ」に関しては新入生の動画もありますので載せておきます。

 

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言葉も数字も、教えてしまえば犬にとっても普通言われているほどには難しいものではないようです。数については一つずつ大きくなるものが並んでいるだけで、意外と理解しやすいものなのです。

言葉についても糸口を掴んでいれば、うまく説明できることならさほど難しいことではありません。

例えば,このところよく使っている「頑張る」「我慢する」などは犬の知る言葉に分解して説明して教えました。

先輩の犬は、始めは難しそうな言葉はもっと簡単な言葉で代用し、犬の知る言葉の量に合わせた片言で話していたのですが、今回はかなり日本語に近い言葉で教えています。 おかしな外人のような話し方ももう忘れてしまいましたし。

先輩からあまり間を置かぬ入門者だったので、何が教えてあるのか判らなくなったのが原因です。「わかる わからない」を繰り返しながらも、まだ推測はあるでしょうが接続詞等もかなり判っているようで、才能のある犬とも思えないのですが結構引っ張って行けるかも知れません。

ただ、込み入った事でないだけに基本が・・「大事!」と思いますので注意していこうと思います。

理科   犬の色覚

ある事情があって新入生の算数の勉強が滞っておりますのでここで理科の時間とします。

少し言葉を教えれば自然な方法なのですが、相手に聞いてみる、というやりかたです。「色」の事の話をした時、少し不審に思って問い詰めたようです。

 

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元々画質が悪いのですが、モザイクを入れたらかなりひどくなりました。 他の劣化の少ない方法を探してあげなおしたいところです。

 

ネットを見る限り、犬の色覚についての報告は解剖学的なものが多いようです。

人と比べある種の細胞の数の偏りによって、白い部分も含めて全体的に黄色がかった色に見えるとする想像図を見かけます。

しかし犬とのやりとりでは、濃度を示す「いっぱい ちょっと」も含め、緑以外はほぼ私の感覚と違和感無く答えています。緑青は「ちょっと青」で、茶色やそれに近い色は自分と「似てる」と答えていました。

そして、無彩色には「色 ない」との返答ですので多分緑色が灰色に置き換わったような見え方だろうと思うのですが、振り返ってみればまだ「置き換わった」とするには根拠が希薄と言わざるを得ません。

人も同じように緑色が見えない、あるいは見えにくい場合があるということなので、どのような感じなのか是非伺ってみたいと思っています。

残念な事に、それ以上の事はあまり聞いてありませんので今後の課題とします。

元々 今よりもっと気軽なただの遊びで、その内もっと聞く事になるだろうと思っていました。

証明2

この事の証明についてはけっこう苦労しました。

まず二択である事が確率論からはまずいんじゃないか という所から模索が始まりましたが、統計学からはトリックではない事の証明がまず必要でしょう。

その辺の事情は大幅に割愛して動画に進みますが、様々な問題や方法、過去に外国であった馬での検証の話など、私のほかの手法での動画も少し残っている事もあり後日書いてみるかも知れません。

 

他の人に手伝ってもらった場合、慣れや意図への理解の問題があり犬への安定してわかりやすい質問、また言葉上での正確な質問がしにくいものです。また犬は「お手」自体を 知らない人にはしたがりません。

そのため、なるべく「誰が用意しても同条件で犬に見せられる」物を用意して、それに慣らさせます。

 

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そして次に、あらかじめ用意したいくつかのプレートをシャッフルして犬に答えさせました。

他の人に用意してもらったプレートを私が犬に見せるのです。

これにより犬に対し無駄な負担が少ない状態で、質問者が知らない数字を答えさせる事ができます。 そしてそれが 犬の出す答えが質問者の指示でない事の証明になる訳です。

 

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ここでは大きな数は敢えて使っていません。

5個までの連続した数なら1回目か3回目、3個なら二回目までの質問で答えは出ますが、この犬は答えの無いお手やしつこい質問を嫌っていましたし、これで証明の問題はかたがつき、他の方法は遊びながらやっていけばいいと思っていました。

 証明さえできれば無駄は避けて「いくつ」かの趣味に注力したいと思ったのです。

そして何よりも、「いくつ」がこの方法で証明されれば「いくつ」の基礎となる「言葉」も同時に証明されるだろうと思います。

私は犬語を喋れませんし、数式の全てはその場で思いついた「言葉」で代用し、計算させているからです。

言葉が分からないという事は、たとえ数が分ったとしても枯れ草の中に5や6が転がっているようなもので何がなにやら、質問であるのか食べる話かすらも解らぬ筈です。

また、言葉を理解せずイントネーションや感情等を読み取り答える というような説明もありますが、どのように発音しようが分るように言えば 5は5であり10は10です。  もちろん 面白がってする計算もあれば 犬が集中せず怒りながらする事もしょっちゅうなのです。

発汗や、アドレナリン量が変化し皮膚から発散するのを嗅いでどちらの手か判断できるはずも無く、そんな暇は無いと思います。そんなに手間かけてたらどつきます。今の新入生には必ずそうすると思います。

単語やそれが繋がった言葉も意味の無い音として聞き、それに対応する答えを出す との意見も多いのですが言葉の量や 特に数を扱う事を想像してください、その量や組み合わせのパターンは半端な数ではありません。

そしてその解答をもって今度はランダムに繰り返されるお手に向かい正解を出さなくてはならないのです。

 

多分次回から卒業生のフルパワーに向けての話になっていくと思いますが、やはりその他の文章も多くならざるを得ないようですので、我慢して読んでみて下さい。

なるべく頑張って新入生が始めた勉強もお見せしていく積りで、この投稿のペースですと すぐにそういう事になっていくと思います

算数3

次の証明の話をする前に、少し準備が必要です。

長い間 人探しとか証明に気をとられていましたので、ここでも肝心な事を忘れていました。 算数「いくつ」です。「いくつ」そのものをもう少し見ていただく必要があります。

 

「犬はいくつ位の数が解るか」との問いもありますが、「数」を教えてあるかどうかで全然違います。

最初の頃は見せる事から始めたのですが、結構びっくりするくらい判別します。 その事の直接の記録は文字でしか残っていませんが大変興味深いところで、数を教えてある以上普通の犬の「生」の状態での観察はできないのだろうと、少々残念でもあります。

 

 

ここでニューカマーの登場です。

そう言えば最初の頃何を聞かせたのか解りませんが、複数を「いっぱい」といってました。

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以下は卒業生ですが、もう少し進んだ状態です。 数を増やしながら色々と教えています。

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改めてみてみましても、確かにこの方法に疑問を差し挟む余地は充分あると思います。 なので、一つの問題ごとに様子を見ながら 本当にわかってお手をしているか を確認しながらやっています。

もともと犬の集中力の問題などがありまして、常に100点を望むのは難しいのです。

集中力が切れ適当に繰り返すお手には二つのパターンがあり、すぐに判ります。

お互い視線も合わせずやってますし、この場合トリックを使うとすれば手です。

そこで手の遠近や高低に差をつけるなどして意地悪をします。ひっかかるのは手をわずかに引く事です。

手を引くのは犬にも判りやすい拒否や否定で、その方法で「よし、だめ」もすぐに覚えます。 それから、声に少しばかりトーンの変化を付けたり伸ばして言ってみても意味はありません。

犬の都合があり、また証明がしたくて始めた事でもありませんので様々な助言を求める事も含め、こういう動画を「よく」見てくれと言うのですが、それがなかなかに難しく、苦労してるところです。