算数3
次の証明の話をする前に、少し準備が必要です。
長い間 人探しとか証明に気をとられていましたので、ここでも肝心な事を忘れていました。 算数「いくつ」です。「いくつ」そのものをもう少し見ていただく必要があります。
「犬はいくつ位の数が解るか」との問いもありますが、「数」を教えてあるかどうかで全然違います。
最初の頃は見せる事から始めたのですが、結構びっくりするくらい判別します。 その事の直接の記録は文字でしか残っていませんが大変興味深いところで、数を教えてある以上普通の犬の「生」の状態での観察はできないのだろうと、少々残念でもあります。
ここでニューカマーの登場です。
そう言えば最初の頃何を聞かせたのか解りませんが、複数を「いっぱい」といってました。
以下は卒業生ですが、もう少し進んだ状態です。 数を増やしながら色々と教えています。
改めてみてみましても、確かにこの方法に疑問を差し挟む余地は充分あると思います。 なので、一つの問題ごとに様子を見ながら 本当にわかってお手をしているか を確認しながらやっています。
もともと犬の集中力の問題などがありまして、常に100点を望むのは難しいのです。
集中力が切れ適当に繰り返すお手には二つのパターンがあり、すぐに判ります。
お互い視線も合わせずやってますし、この場合トリックを使うとすれば手です。
そこで手の遠近や高低に差をつけるなどして意地悪をします。ひっかかるのは手をわずかに引く事です。
手を引くのは犬にも判りやすい拒否や否定で、その方法で「よし、だめ」もすぐに覚えます。 それから、声に少しばかりトーンの変化を付けたり伸ばして言ってみても意味はありません。
犬の都合があり、また証明がしたくて始めた事でもありませんので様々な助言を求める事も含め、こういう動画を「よく」見てくれと言うのですが、それがなかなかに難しく、苦労してるところです。