国語4 言葉で教える
このブログの始めの方にあるとおり「まずは国語から」です。 それは我々が犬とコミュニケーションをとる自然な方法であり、犬にとってもいつも聞いている馴染み深いものだからです。
そしてそれが、教えた覚えも無いのに「散歩」や「ご飯」など うちの子知ってるんじゃないか と思う理由です。
さらに、積極的に教えているのが以下の動画です。
聞き方の正式版は「こっちお手○、こっちお手×」で、この言い方が犬の注意を引きやすく間違いが少なくなり、他の犬でも同じ効果がありました。
このように言葉を教えている動画はあまり撮っていないのですが、数字を教える場面で似たことが出てきます。
解りにくいものを除いて 基本的に言葉だけで教えています。 前に書いた「解るところから一つずつ」ということの意味が判っていただけると思います。
正に、知ってるところから少しずつ引っ張って行くしかないのです。
以下がその出発点で、「よし」「だめ」等から始まります。また、どの犬も食べる話題は早い段階で判りますし、集中しますので間違いは少なくなります。
倫理2
実は、私が同じような事をする犬を探し始めたのは、算数「いくつ」がきっかけでした。
他の犬は何処まで数がわかるのかを知りたかったのですが、そのような情報はありませんでした。 しかしながら、ネットを含め犬の知的能力を否定する情報は多く、そのことに驚きました。
今まで見つけた否定的な文章は、全て受け売りや ただ眺めた上での主観による推論、あるいは脳の部位の大小を観察するもののみで目新しいものはありませんでした。 それに、実験や検証をしたとする記事も犬の動作や反応を見るとかの、極めて曖昧なものです。
ただ、「犬に言葉は解らない」との意見を眼にするという事は、その事に興味や疑問を持つ人もまた多くいるという事です。 さらに、もっと判ってる人もいる筈だ という期待がこのブログです。
個人的にも歴史的にも,こんなにも長く近くにいる犬に対する見解が、こんなにも違うのです。
その事自体が大変興味深い事で、たとえ私が犬に騙されていても、あるいは犬に特殊な能力があるとしても、はては人は犬を知らぬままに眺め共に暮らしているとしても、私は内容の違うこのようなブログを始めたかもしれません。
ブログという形式が明らかに適していない事は解りましたが、他に方法を持っていません。
さて、ウチの犬は「お風呂」や「お散歩」が判るんじゃないか、と思っているあなた、もう少しだけ積極的に 教えてみよう と思った事はないですか? 犬を知らぬ人のあてずっぽうより、少し遊んでみる事をお勧めします。
時間のかかる事ではありません。私は何時間も車を走らせた後や、真夜中や明け方に仕事を終えた後などに少しずつ教え始めました。
思いついたときにひとつずつ、知ってるところから少しずつ です。
せっかく犬飼ってるんです、判るのかな と思ったらなぜ教えてみないのか。私にはそれが不思議なのです。
なぜ判らぬままに否定するのかも。
感情的に否定される方は多分 漫画や映画などの動物がおしゃべりをするイメージを思い浮かべるのじゃないかと思います。
もしかしたら「知性」ではなく「能力」の問題であることを強調すればわかりやすいのかも知れません。
動物の口を押さえて発音させた、という報告があるそうですが実用性はどうなのでしょうか。 「選択のお手」は、教えたその場から使える方法です。 勿論色々な方法があるでしょうが、体を使う方法やYes No を表現させる方法は結構大変で長話には向きません。
上の方にも書きましたとおり、犬の言葉の理解への主観に基づく全面的な否定について言与するつもりは有りません。
自らの思い込みの中に閉じ込め ただ従わせるのがペットではないと信じます。
算数2
私のビデオは、以前何度か人に見てもらったのですが、どうもイマイチ興味をそそらないようです。かわいい犬が飛び跳ねている訳ではないので、それも判ります。
で、ここでちょっとだけ趣向を変えたものを。
証明用に色々やってみた手法の一つです。
これで私にわからない数を与えられればいいわけです。
手品のようで、ちょっとカッコいいかな。
また近所の人にお願いしたのですが顔が映ってしまいました。
基本的に急がなければならない事と めんどくさいって事もありますので、とりあえずこれを見てください。
同じようなものを探して差し替えると思います。
目先は変わっても、これも殆どのビデオと同じように 座ってお手を繰り返すだけです。
必要な時は何か見せたり犬の記憶を使う事もありますが、やる事は同じです。
つまり、これを言葉と言おうがアドレナリンの匂いと言おうが、それぞれの犬に出来る何らかの方法を見つけ 「コミュニケーション」を構築する事がいかに重要か、という事を知ってほしいと思うのです。
犬が喋らない以上、人が歩み寄ってやるべきです。
算数1
国語で「じゃない」の話をしましたので、まずはそれを織り交ぜての授業風景です。
「じゃない」は言葉のお勉強でも普通に使っていたものです。 証明用としては二択と変わらない、との助言もあり他の方法の模索が始まりました。
お聞きのとおりプラスの代わりに「と」を使っています。 ご自分でおやりになればすぐ判ることですが、ごく自然な「言葉」です。
変える必要もありませんでしたし、犬にもその概念が伝わりやすいと思います。
この犬では「とる」をフードかより見やすいコインかを見せながら教えました。 「とる」のはある程度数を増やしてからですが、後にあまり心配しなくてよいかも知れないと思うようになりました。 それはまた後のお話です。
さらに、ここでは「ひとつ」と「いち」等を同時に使っています。
「ひとつ、ふたつ」と教え始めたのですが、ある経緯があって10近くまで教えたものを一度忘れていました。その後もっと数が増えた時を考慮して「いち、に」と再教育をしたためです。
カラスに勝てるか などと言っていたので5,6あたりをあっさり超えた時は少し残念でもありました。 私は鳥のファンなのです。 今後に期待します
数そのものやその呼び方についてはその後の新入生によって以前ほど注意する必要が無い事がわかりました。
言葉についても同じような事がいえますが、後の機会に彼から説明してもらおうかと思います。
このあたりが、付いて来れない人が出てくるところかもしれません、お気をつけください。 付けたつばで汚れるのは、私ではありません。
国語2
この季節にちょうどよい物を見付けましたので見てください。
これは四月に撮ったもので、道路に散った桜の花びらが「雪に 似てる」と言いながら帰ってきた時のものです。
事情があってこの犬は雪を見たことが少ないのですが、思い出したようです。
元々検証用ではありませんが突込み所満載です。当時は 直接見てくれりゃ判るだろ 位にしか思っていませんでした。 顔を合わせる機会が多く、毎日何度となくやりとりがありその中での「お勉強」でしたので、撮っておくなど考えてもみなかったのです。
これも算数を始めてから撮り始めたものの一つです。
したがって国語のビデオは数が少なく、検証用としては不向きです。 「じゃあない」のお手を重ねれば少し精度が上がるのですが、この犬はそれを嫌っていました。
以下はその事も含んだ動画で、勉強というより、「お手」による会話に近いものです。
「じゃあない」については、新入生の聞かん棒が少しましそうなのでその内撮ってみます。