犬の学習塾

犬 言葉 数字 のことなど 共に勉強しましょう (なるべく順を追って読んでください)

まずは国語からⅡ   犬と言葉

まずは国語から、犬とのコミュニケーションをとろうとする場合それが大事です。
それは人にとって自然な方法であって、犬側の方法では出来ることは余りにも少なく、役に立ちません。
「コマンド」というのは主に動作の指示に使うものです。
少々省きますが、言語に従える事が、犬にとっても結果的には楽で便利です。

なにより、より抽象的なことや仔細なこと、犬にとっての環境に関するような大きなことも教える事が出来ます。
それは「国語」以外の学科でも説明します。もっとも、学科の区分をして面白がってるのは私だけですがね。
しかし教育上、犬の事ですのであらゆる所で ヘンなところで、人とは違う壁に当たります。
そこが本当に壁である場合、思い当たるふしがあれば楽しいことでもありますし、解ってやるしかない事です。

私の興味は犬と数字の問題に向かいましたが、動作と組み合わせる事で様々な事が出来るはずだと思います。
なによりも犬との「関係」に影響してきます。ペットでしたらより濃密な付き合いとなるでしょう。

 

忘れてならないのは我々は「お手」「お座り」を言葉で教えた、という事実です。

それが言葉であるか、などの問いはこの際どうでもいい事です。

過去形など、変化する言葉を覚えてその意味が判り反応するのですから、なんと呼ぼうと大した意味はありません。加えて、言葉は言葉で教えていくものですのでそれ自体が証明を含んでいるのではないかと考えています。

単語を耳から覚え、かたことの言葉かも知れないものとなっていく過程は我々と似ています。

 

おかしな先入観念や目的意識は不適切な手法とともに、あなたや犬にとって大変危険なものになりえます。

大切なのは、犬に話しかけるのは間違った事ではないと知る事です。

 

ここから先はまた長くなりますので科学の時間にでも。

 

 

 

 

 

 

 

国語

まずビデオを見てください。

 

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近所の人の顔が写ってしまいがしたが、「証明」を考え始めた頃の動画です。
サングラスの裏にテープを張って人に直接見せようとしましたが、犬には何事にも人間より飛びぬけて優れた「察する」力があるそうで、この方法では見てもらった事がありません。


これはある程度「お勉強」が進んだ状態で、この動画では独り言も多く含んでいますが、助詞、副詞等を含め犬に対して言っている単語は全て犬は聞き 理解しています。どこまで厳密に区別しているかは確認してありませんが、例としては「お父さんと」「あっちの犬のお父さんも」等正確に判断できます。また、「ですか」で質問であることを強調しています。
わからない場合はその場で教えればだいたい覚えます。 その時理解しなかったり時間が無いときなどは、後でその時の事を思い出させたりしながら教えればいい「お勉強」になるでしょう。
その積み重ねが大事。そしてその積み重ねがこのビデオの、このブログの全てです。


つぎは、その後別の犬に教え始めた時のものです。
捨て犬だったためか5ヶ月位ですが会った時はお座りしか出来ませんでした。いくつか単語を覚えたので早速「お手」をしてみたところです。
全くの初期の段階ですので幼稚園クラスのいいサンプルになってくれました。
暴れん坊なので大変でしたが「お手は、、、大事!」であります。

 

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この犬も卒業生ですのでプライバシーを考え、黒塗りとしました。

ここにはちょっとしかいませんでしたが懐かしい犬で、家具や壁紙に思い出が残っています。

なお、私のビデオは記録用なので常に必要と思われるだけの長さがあります。
少々我慢してください。

倫理

実は「まずは国語から」は全く書き換えるつもりでしたが、ありがたい事にスターをもらいましたので暫くそのままとします。
後日書き換える、あるいは削除する事は考えられますのでご注意ください。

お読みいただき、御評価くださった方々に深く感謝いたします。

書き換えようとした理由は、中にも書きかけました「危険」性のためです。
経験上犬に言葉を教えようとする人は少ないように思います。加えて、犬に対する一般的な認識が古い事が多く、ペットとして飼うのに適さない場合がよくあると思っておりまして、「犬は殴れ」とか言ってる人が試されますといいことにはならないと思ったからです。

厳しい躾やコマンドなど、役に立ち成果をあげているのでしょうが、ここでは「お勉強」をします。
そして、やってみたいと思われる方は「先生」にならなければなりません。
始めに書いたとおりアイデアが全てです、後はなんの苦労もありません。
しかしそれはマニュアルが無いという事で、それぞれの犬にあわせ実行し、犬にとっての無駄な負担は害にしかならないという事です。

犬を萎縮させてはいけません。臆病な犬も多いものですし、犬としての礼儀は教えなくても判ってるのに馬鹿じゃねーかと思うような犬もいます。しかも「馬鹿じゃねーか」の犬も勉強では教えただけの成果を出しているのです。

つまり、あなたが犬の先生になろうと思われるなら、それなりの「理想」に燃えなければなりません。
「理想」とは、覚悟や手法よりも「考え方」の問題です。時にはトレーナーの言う事より あなたの犬の言う事に耳を傾けてください。ほとんどの専門家は犬に聞いてみるなど考えた事も無い筈です。恥ずかしいから黙ってるだけかも知れませんが。

 

教壇に立つ前に、あなたは「先生」でなくてはなりません。  当然です。
そしてあなたの「理想」は世間の白い目に耐えていかなければなりません。

大切なのは犬とのコミュニケーションであり、それを用いた犬との生活です。
あなたと犬にとって楽しいと思えることが一番重要なのです。


そこで「まずは国語から」に具体的なことを書き過ぎたかと思い削除を考えました。
ですから方法論よりビデオの説明に重きを置きたいと思います。主に、見ていただくという事です。
勿論内容の説明やご質問、疑問が有る場合にはいくらでも書かせていただきます。
従いましてタイトルまで変えようと思っています。影響は無いと思いますのでご容赦ください。

 

私のビデオは算数の記録用以外は弟に見てもらおうと撮ったものがほとんどです。しかも、国語以上に、理科、社会はほとんど残っておりません。

 

まだ皆様に見てもらう為に撮ったものがありませんので卒業生のものを見てください。

前三分の一が犬を言葉で動かし組み合わせるという初歩の段階、後ろ三分の一がここで書いた事と同じような 「この事」の意味と他の犬たちへの期待の表明となっています。

長いと思われましたらどちらか見てください。

 なお 私と犬以外の背景はCGとなっております。おかしいと思われる箇所はテクスチャーの問題ですのでご心配はいりません。

 

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 本ブログは時間をかけて完成した文章をアップロードするというような気の利いた事をしておりません。

それに日記とは違い、カテゴライズされた記事としようと思っています。

追加や修正はいつでも有り得ます。

まずは国語から

いわゆる「コマンド」や「ジェスチャー」「鎖」でかっこよく動く犬がいます。

でもペットとしての犬にはちょっと似合わない。

あなたも別々に言っている筈の「おしっこ だめ」のように単語を二つ使うだけで、ほら、「言葉」に似ています。

「あっち、こっち」を教えてあれば「あっち、おしっこ、だめ」   ね?言葉みたいでしょ。

しかも、これでスムーズに難しい躾のスタートラインに付きます。あとは叱り飛ばすだけ。 当然ですね、こちらの意思が伝わるのですから。

 

たったこれだけの事で私たちも犬と一緒にスタートラインに立っているのです。

ちょっと考え方を変える必要が出てくるかも知れませんしある程度のコツもいるでしょう。

最初は単語が少ないので少しアイデアも必要です。

 

少し注意も必要なのかも知れません。

「犬に判るところから一つずつ」  というのが基本です。

「こい」が判る犬なら「こっち こい」から始めます。単語二つ、という意味です。

ついでに言えば 近付いたら自分の足元を指して「ここ!」と繰り返せば位置を示す言葉が増えます。

 

単語を並べる という意味とコツを掴めないと出来ない事かもしれませんし、闇雲にやってみるのはある意味危険だと思います。ご注意ください。   例えば、家の神さんには無理だと思います。

 

実は、うまくいったとしても危険なのは飼い主も同じで、

 

 

 中断   「倫理」 に続きます

 

あなたの犬に言葉を

 

まずは塾らしくいってみましょうか

 

さあ、あなたの犬に言葉を教えてみましょう。

ネットでググってみても否定的な意見が殆どです。しかし、それは気にする必要はありません。

犬に言葉が理解できない事を証明した研究はありません。

あなたは「お手」とか「行け」とか「これ」とか言った事はありませんか?

そう、犬は動詞も名詞も理解しているのです。

後は記憶できる単語の総量の問題ですが、大丈夫、犬との「会話」が目的なら数など心配するのはずっと先の話です。その頃には代用できる言葉がいくつかある筈です。

外国のボーダーコリーが数え切れない位のおもちゃの名前を覚えている、という話を知っていますか。私はその話を聞いた時,なぜそんな無駄な事をするのか理解できませんでした。

私の犬はその時、少ない言葉を組み合わせる事で「お話」をしていたからです。

もっとも、その後そのボーダーコリーのビデオを見つけた時、言語への積極性はともかく言葉を使って指示していたのは見て取れました。

 

解剖学的な見地からの否定的な意見もあります。前頭葉や大脳新皮質の話もありました。しかし考えてみてください、昔の8ビットのマイコンも構造の全く違う今のスーパーコンピューターも「同じように」使えるのです。

 

猫は知りませんが、金魚を飼うこととも、芸をしたとしても鳥を飼うこととも違う、犬を飼う事を充分に楽しもうじゃないですか。我々が教えてもらう事も多いのです。大したことは少ないですがね。

たとえば、遠吠えの意味は、犬はどんな夢を見るか、他の犬がほえるのを聞いて意味は判るのかなど、興味ありません?

犬にどんな色が見えるのか解剖しても判りません、当てずっぽうな意見より相手に聞いてみればいい。それは方法として間違っていると思いますか?

証明すればいいのですがそれは後の話です。そこが勉強より一番苦労した所ですが、まず「はじめに」の中に書いた「選択のお手」の説明ビデオを見てください。

 

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はじめに

随分前に二人の子供にせがまれて飼い始めた犬がいました。

当時捨て猫が多く、その中に混じったただ一頭の犬でした。

猫は貰い手を捜し、飼うのを許したのは目も開いていなかったその犬だけです。

 

子供達には 犬は遊んでくれるから と

妻には  犬はコミニュケーションがとれるから と言ったのをよく覚えています。

立つ事もできなかった犬は子供の遊び相手としては余りにも小さすぎ、あっという間に私の犬になってしまいました。

我が家にはかつて何匹か犬がいたという経験もあり、ある程度の大きさになった時「さて、何ができるかな」とお勉強が始まりました。 「お父さん小学校」です。

知識も先入観念もなく「犬はコミュニケーションがとれる」という経験だけでしたが、当時言っていた「アイデアだけが勝負」というのは当たっていたようです。

幾つか言葉を教えるうち、確認やこちらからの質問の必要から左右の手を使う、言うなれば「選択のお手」が始まりました。

犬にも私にも簡単に使えるコミュニケーションツールを手にしたわけです。

始めは 犬に覚えられる事は少ない というような風説の影響を受けていたので、「何を教えようか」などとケチっていましたが、箍が外れるのに時間はかからず、程なく簡単な会話へと進むことになりました。

 

その頃ネットなど見ることも無かった私は、他の人はどうしてるのかと思っていたのですが、妻に呼ばれ見たテレビで同じやりかたで会話をする犬を見つけました。

その後 数字 の問題が出てきました。他の犬はどのくらい出来るのかとテレビで見つけた犬や他の同じ事をしている人達を探し始めたのですが、そこからが苦労の連続でした。同時にネットでも調べ始めたのですが、結果は凄惨ともいえるもので、かえって私には警戒心が芽生える事になりました。無断で引用させていただきますが「俺は愚か者の横綱だそうだ」と笑っていたものです。

ネットが危なそうなので直接知識のありそうな人を探しましたが、今までの多くは空振りです。西に東にと 随分時間を浪費してしまいました。

しかし、当時より犬に対する誤解から来るひどい文章をよく眼にしますし、犬との約束も有ります、ビデオをネットに晒してみようと思い切りました。

 

似た事をされている方、興味をお持ちの方に是非ご覧頂きたいと思います。

誰かのお役に立てれば幸いです。 何よりも、犬を知らぬ人に「心が無い」とまで言われている犬たちの何がしかの役に立つかも知れないと思うのです。